光学的特性
ダイヤモンドの透過領域は、紫外線(225nm)から赤外線まで及びます。ただし2.5~6.5µmのスペクトルにおいて、2フォノン過程に影響を受けた透過度の微弱な低下があります。しかし全体的には、ダイヤモンドは、マルチスペクトルな光学的使用に最適なマテリアルです。
さらに、ダイヤモンドの広いバンドギャップ(5.45eV)は、熱による電荷キャリア生成を防ぎます。よってダイヤモンドは、他のマテリアルとは違い、高温や高い外力が加えられた状態においても透明度を保ちます。
その他、ダイヤモンドの高い熱伝導性、硬度、摩擦への強さ、化学的抵抗力の強さも、光学的分野におけるダイヤモンドの使用をにおいて重要な意味を持ちます。
We have summarized the main properties of CVD diamond in our "CVD diamond booklet".

屈折指数 @500nm | 2,41 |
バンドギャップ | 5.45 eV |
吸収係数@10.6µm | <0.10 cm-1 |
ロスタンジェント (tanδ @140 GHz) | <2.0×10-5 |